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あとがき
大石 直樹
pp.672
発行日 2023年7月20日
Published Date 2023/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411203447
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皆さん,ついにコロナ禍の影響がなくなってきましたね! 私は福岡での日耳鼻総会,そして大阪での日本顔面神経学会に参加してきましたが,現地での交流は本当に以前の通りで,アクリル板越しの発表はなく,マスクも外してマイクに向かうことができ,座長の席からは発表の先生方の表情を見ながら質問させていただくことができました。いつ生活が以前のように戻るのか,もうしばらく変わらないのではないか,と思っていましたが,本当に何よりと思います。耳鼻咽喉科・頭頸部外科は,新型コロナでもっともダメージを受けた科の一つでしたが,これを挽回できるかどうかは,ひとえに私たちのこれからのアクティビティにかかっていると思っています。皆さん,開放感を楽しみながら,積極的に活動していきましょう!
コロナのために新たに発展したことの一つに,ウェビナーの普及が挙げられると思います。この言葉,聞いたことがありませんでしたが,「ウェブ」と「セミナー」を組み合わせた造語だそうです。このたび日本耳科学会では,このウェビナーを使った学会主導の教育セミナーを新たに開催することになりました。耳科学をこれから学ぼうという若手の先生を主な対象とし,少しでも自信をもって日々の診療に当たっていただけるような情報の提供が目的です。7月末に第1回を開催,その後は約2か月に1回を予定しています。特に,なかなか耳科臨床の教育を受ける機会が少ない若い先生方にとってためになる内容としていくつもりです。奮ってご参加ください!
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