増刊号 豊富な処方例でポイント解説! 耳鼻咽喉科・頭頸部外科処方マニュアル
12 全身性自己免疫疾患
サルコイドーシス
横井 秀格
1
1杏林大学耳鼻咽喉科・頭頸科
キーワード:
サルコイドーシス
,
自然寛解
,
ステロイド
,
免疫抑制薬
,
局所療法
Keyword:
サルコイドーシス
,
自然寛解
,
ステロイド
,
免疫抑制薬
,
局所療法
pp.234-236
発行日 2023年4月30日
Published Date 2023/4/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411203352
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
処方のポイント
●可及的に組織診断による確定診断のもとでの処方が求められる.
●一般的に将来の機能予後・生命予後の悪化が予想される場合に,ステロイドの全身投与の適応がある.
●ステロイドの全身投与が長くなる際,効果が乏しい際および漸減療法にて症状の悪化・再燃を認める症例に,免疫抑制薬単独またはステロイドとの併用投与を考慮する.
●耳鼻咽喉科領域のサルコイドーシスは,ステロイドの局所投与が主となる.ただし,気道狭窄などが生じる際は外科的な処置を行う.
Copyright © 2023, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.