増刊号 豊富な処方例でポイント解説! 耳鼻咽喉科・頭頸部外科処方マニュアル
4 鼻副鼻腔の感染症/炎症
真菌性鼻副鼻腔炎
戸嶋 一郎
1
1滋賀医科大学耳鼻咽喉科・頭頸部外科
キーワード:
アレルギー性真菌性鼻副鼻腔炎
,
浸潤型
,
ステロイド
,
ボリコナゾール
,
アムホテリシンBリポソーム製剤
Keyword:
アレルギー性真菌性鼻副鼻腔炎
,
浸潤型
,
ステロイド
,
ボリコナゾール
,
アムホテリシンBリポソーム製剤
pp.96-98
発行日 2023年4月30日
Published Date 2023/4/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411203318
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処方のポイント
●アレルギー性真菌性鼻副鼻腔炎(AFRS)には,術後の局所処置(鼻噴霧ステロイド薬,鼻副鼻腔洗浄)と短期間のプレドニゾロン内服が有用である.
●浸潤型には,速やかな病変部の外科的除去と抗真菌薬の全身投与が重要である.
●浸潤型で起因菌がアスペルギルスの場合はボリコナゾールを,ムーコルの場合はアムホテリシンBリポソーム製剤が第一選択薬となる.
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