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特集 ここが変わった! 頭頸部癌診療ガイドライン2022
《各論》
中咽頭癌
Oropharyngeal squamous cell carcinoma
安藤 瑞生
1
Mizuo Ando
1
1岡山大学学術研究院医歯薬学域耳鼻咽喉・頭頸部外科学
キーワード:
ヒトパピローマウイルス
,
HPV
,
HPVワクチン
,
HPV関連中咽頭癌
,
原発不明癌
,
経口的切除術
Keyword:
ヒトパピローマウイルス
,
HPV
,
HPVワクチン
,
HPV関連中咽頭癌
,
原発不明癌
,
経口的切除術
pp.928-931
発行日 2022年10月20日
Published Date 2022/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411203158
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POINT
●中咽頭癌の病期診断において,ヒトパピローマウイルス(human papillomavirus:HPV)関連の有無を判断するp16免疫染色は必須の検査である。
●HPV関連中咽頭癌はHPV非関連癌に比べて予後が良好であるが,HPV関連の有無によって標準治療を変更するエビデンスはいまだ確立していない。
●現時点では,HPV関連中咽頭癌に対する低侵襲治療は,あくまで臨床試験において実施することが求められる。
●早期中咽頭癌に対して経口的切除術の有用性が報告されているが,放射線治療あるいは化学放射線療法との比較・検討データが十分ではない。
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