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特集 真珠腫まるわかり! あなたの疑問にお答えします
術前CT どこまでわかる?
Preoperative temporal bone CT findings
窪田 俊憲
1,2
Toshinori Kubota
1,2
1米沢市立病院耳鼻咽喉科
2山形大学医学部附属病院耳鼻咽喉科
キーワード:
鼓索神経
,
耳管上陥凹
,
鼓室洞
,
真珠腫性中耳炎
,
経外耳道的内視鏡下耳科手術
Keyword:
鼓索神経
,
耳管上陥凹
,
鼓室洞
,
真珠腫性中耳炎
,
経外耳道的内視鏡下耳科手術
pp.824-829
発行日 2022年9月20日
Published Date 2022/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411203132
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Point
●external auditory canal型鼓索神経はCTで同定可能であり,tympanomeatal flapを挙上する際に注意が必要である。
●上鼓室前骨板前方の耳管上陥凹の大きさや陰影の有無はCTで確認できるが,鼓膜張筋ヒダのバリエーションはCTで確認できない。
●鼓室洞の深さはCTを用いてType A,Type B(B1 and B2),Type Cに分類でき,深さによって術野や手術手技が異なってくる。
●CTのみで真珠腫の進展範囲は正確に把握できず,MRIや術中所見での判断が必要になることがある。
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