Japanese
English
特集 副腎皮質ステロイド—どこに注意し,どう使う?
《ステロイド投与の実際》
好酸球性副鼻腔炎・中耳炎,多発血管炎性肉芽腫症
Eosinophilic chronic rhinosinusitis, eosinophilic otitis media, and granulomatosis with polyangiitis
岡崎 健
1
,
都築 建三
1
Ken Okazaki
1
,
Kenzo Tsuzuki
1
1兵庫医科大学耳鼻咽喉科・頭頸部外科
キーワード:
鼻茸
,
難聴
,
副腎皮質ステロイド
,
局所ステロイド治療
,
副作用
,
生物学的製剤
Keyword:
鼻茸
,
難聴
,
副腎皮質ステロイド
,
局所ステロイド治療
,
副作用
,
生物学的製剤
pp.722-727
発行日 2021年8月20日
Published Date 2021/8/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411202785
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
POINT
●好酸球性副鼻腔炎・好酸球性中耳炎に対する副腎皮質ステロイド(以下,ステロイド)の投与方法と期間は重症度に応じて決定するが,明確な基準はない。
●ステロイドは良好な治療効果を示すが,副作用も考慮して,全身投与が長期に及ぶ場合には局所投与に切り替える。
●好酸球性副鼻腔炎・好酸球性中耳炎の喘息合併例では下気道病変のコントロールも重要である。
●多発血管炎性肉芽腫症は全身疾患であり,ステロイドと免疫抑制薬の併用が推奨され,内科との連携が必須である。
Copyright © 2021, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.