Japanese
English
特集 好酸球性副鼻腔炎up-to-date—病態解明と最適な治療をめざして
《保存治療》
局所療法のコツと注意点
Topical treatments for eosinophilic rhinosinusitis
伊藤 伸
1
Shin Ito
1
1順天堂大学医学部附属浦安病院耳鼻咽喉科
キーワード:
鼻噴霧用ステロイド
,
滴下式ステロイド点鼻
,
吸入ステロイド経鼻呼出法
,
局所鼻処置
,
鼻・副鼻腔洗浄
Keyword:
鼻噴霧用ステロイド
,
滴下式ステロイド点鼻
,
吸入ステロイド経鼻呼出法
,
局所鼻処置
,
鼻・副鼻腔洗浄
pp.24-27
発行日 2021年1月20日
Published Date 2021/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411202588
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POINT
●好酸球性副鼻腔炎は,局所の保存的治療での根治は困難であり,内視鏡下副鼻腔手術(ESS)による病変の除去と,局所療法を含めた術後の管理が重要である。
●局所ステロイド治療としては,①鼻噴霧用ステロイド,②滴下式ステロイド点鼻薬が挙げられる。喘息を合併し吸入ステロイドが使用されている症例では,③吸入薬の経鼻呼出が有効である。
●術後の再燃症例では,鼻内処置と局所ステロイドの併用も効果が期待できる。
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