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特集 唾液腺腫瘍の診療最前線
唾液腺腫瘍の診断と治療—最新情報
Diagnosis and management of salivary gland tumors: Up-to-date
丹生 健一
1
Ken-ichi Nibu
1
1神戸大学大学院医学研究科外科系講座耳鼻咽喉科頭頸部外科学分野
pp.676-677
発行日 2020年8月20日
Published Date 2020/8/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411202475
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耳下腺腫瘍は,われわれ耳鼻咽喉科医が日常診療でしばしば遭遇する馴染みのある頭頸部腫瘍の一つですが,良性から高悪性度まで多彩な病理組織型を呈し,しばしば診断の確定に難渋します。しかし,近年,各病理組織型に対して特異的な遺伝子の高発現や融合遺伝子の存在が相次いで報告され,これらの遺伝子をターゲットにした分子病理診断や治療法が実臨床に応用されつつあり,ここ数年で耳下腺腫瘍の診断と治療に大きな進歩が訪れています。そこで,本特集では,わが国を代表するエキスパートの面々に耳下腺腫瘍の診断から治療まで最新の情報を解説していただくことにいたしました。
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