Japanese
English
特集 内視鏡下鼻副鼻腔手術—エキスパートに学ぶスタンダードな手術手技(特別付録web動画)
内視鏡下鼻中隔手術—Killian法とhemitransfixion法
Endoscopic septoplasty: Killian approach and hemitransfixion approach
飯村 慈朗
1
Jiro Iimura
1
1東京歯科大学市川総合病院耳鼻咽喉科
pp.754-759
発行日 2019年8月20日
Published Date 2019/8/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411202167
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
POINT
●Killian法での鼻中隔矯正術では,前彎や上彎,外鼻の矯正は困難である。
●鼻中隔矯正術による外鼻変形を起こさないためには,L-strutやkeystone areaの温存が重要である。
●前彎の矯正が必要かどうかは,鼻内所見から,Killian切開部より前方の彎曲が残存しても問題がないかを視診・触診で判断する。
●前彎の高度彎曲・脱臼症例に対するhemitransfixion法では,前鼻棘から軟骨を離断し,軟骨の長さ・高さ調節をする。
●残すべき軟骨が彎曲している症例や脆弱(亀裂が入っている場合など)な症例には,batten graftを当て補強・直線化する。
*本論文中,動画マークのある箇所につきましては,関連する動画を見ることができます(公開期間:2022年8月)。
Copyright © 2019, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.