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特集 耳管診療の手引き—基本から最新治療まで
耳管開放症の病態と診断
Pathophysiology and diagnosis of patulous Eustachian tube
大田 重人
1
Shigeto Ohta
1
1兵庫医科大学耳鼻咽喉科・頭頸部外科
pp.646-651
発行日 2019年7月20日
Published Date 2019/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411202143
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POINT
●耳管開放症の背景因子として最も多いのは体重減少である。
●体重減少に伴うOstmann脂肪体減少は,耳管への組織圧を低下させ,開放耳管を生じる。
●診断には「耳管開放症診断基準案2016」を活用し,耳管機能検査装置による客観的評価を行うことが望ましい。
●体位変換耳管機能検査は,体位により症状が変化する耳管開放症の大きな特徴を生かした新しい検査方法で,診断率を向上させる。
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