Japanese
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特集 耳管診療の手引き—基本から最新治療まで
聴覚検査からみる耳管機能
Eustachian tube function evaluated by auditory examination
坂田 俊文
1
Toshifumi Sakata
1
1福岡大学医学部耳鼻咽喉科
pp.620-624
発行日 2019年7月20日
Published Date 2019/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411202138
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POINT
●聴力閾値の経時的変化や耳管処置による閾値変化を捉えることによって,純音聴力検査は耳管疾患を診断する一助となる。
●耳管が閉じにくい状態にあるのか,開きにくい状態にあるのかを想定するとともに,双方向への変化がありうることを念頭に置く。
●低音部の骨導聴力で伝音性か感音性かを鑑別することは必ずしも容易でない。
●耳管狭窄症では,鼻すすり型耳管開放症などの耳管閉鎖障害の可能性も念頭に置く。
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