増刊号 救急・当直マニュアル—いざというときの対応法
Ⅳ.救急外来・当直での処置と治療
急性症状を示す聴覚器疾患
前庭神経炎
稲垣 太郎
1
1東京医科大学耳鼻咽喉科・頭頸部外科
キーワード:
前庭神経炎
,
急性前庭症候群
,
AVS
,
HINTS plus
,
head impulse test
,
HIT
,
test of skew
Keyword:
前庭神経炎
,
急性前庭症候群
,
AVS
,
HINTS plus
,
head impulse test
,
HIT
,
test of skew
pp.254-259
発行日 2019年4月30日
Published Date 2019/4/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411202062
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当直医へのコール
●当直医にコールされる典型的な症例は,下記のようなものである。
・46歳,男性。急激に発症した回転性のめまい。
・休んでも改善せず,吐き気も伴っていたため,救急車を要請し搬送された。
・難聴や耳鳴の訴えはなく,頭部CTでも異常所見はなかった。
・激しい眼振が続いているとのことで耳鼻咽喉科当直医がコールされた。
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