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特集 ここまできた! 頭頸部希少癌の治療戦略
原発不明癌
Cervical lymph node metastasis from primary unknown squamous cell carcinoma
別府 武
1
Takeshi Beppu
1
1埼玉県立がんセンター頭頸部外科
pp.128-134
発行日 2019年2月20日
Published Date 2019/2/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411201933
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POINT
●原発不明頸部転移癌の患者では,原発巣検索のために必要な検査を,抜けなく,順序よく,1か月程度内に施行し,速やかに治療に移行すべきである。
●転移リンパ節からの組織検査が必須で,p16免疫染色とEBER-ISH検査を施行し,p16陽性中咽頭癌と上咽頭癌を除外する必要がある。
●節外進展を強力な予後因子としてとらえたTNM分類が新設され,今後,系統立った治療成績の記述,検討ができるようになった。
●頸部郭清術が治療の主軸をなし,これによって得られた頸部リンパ節の病理結果によって術後の補助治療を検討する。
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