Japanese
English
特集 扁桃診療最前線—扁桃を取り巻く諸問題
扁桃の急性感染に関する病態と保存療法
Pathological condition and conservative therapy of the acute pharyngo-tonsillitis
大國 毅
1
Tsuyoshi Okuni
1
1札幌医科大学耳鼻咽喉科学教室
pp.1086-1091
発行日 2018年12月20日
Published Date 2018/12/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411201888
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
POINT
●口蓋扁桃は外来抗原を認識する場であると同時に,病原体侵入を許す「感染臓器」の側面をもつ。
●急性咽頭・扁桃炎の重要な起炎菌であるA群β溶連菌感染の有無について,臨床的スコアと溶連菌迅速検査を組み合わせて判断し,過不足のない抗菌薬治療を行う。
●急性咽頭・扁桃炎の重症度スコアリングシステムにて重症度を分類し,適切な初期治療を行うとともに3〜5日程度経過観察し,改善がなければ治療をステップアップさせる。
Copyright © 2018, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.