増刊号 患者・家族への説明ガイド—正しく伝え,納得を引き出し,判断を促すために
Ⅵ.腫瘍のこと
医師・医療者から説明しておきたいこと
経口的咽頭腫瘍切除術を行う前に
戎本 浩史
1
,
大上 研二
1
1東海大学医学部耳鼻咽喉科・頭頸部腫瘍センター
キーワード:
経口的切除
,
低侵襲手術
,
手術適応
,
合併症
Keyword:
経口的切除
,
低侵襲手術
,
手術適応
,
合併症
pp.292-293
発行日 2018年4月30日
Published Date 2018/4/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411201696
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説明のPOINT
・経口的切除術は他の術式に比べ低侵襲で,術後も嚥下・音声機能が良好に維持される。
・悪性腫瘍の場合,原発巣と頸部リンパ節の組織診断が正確に行える。
・放射線療法に比べ治療期間が短く,合併症も少ない。
・異時性重複癌や後発リンパ節転移の発生があり,術後も定期的な観察が必要である。
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