増刊号 患者・家族への説明ガイド—正しく伝え,納得を引き出し,判断を促すために
Ⅲ.鼻のこと
医師・医療者から説明しておきたいこと
皮下免疫療法でアレルギー反応が出たときの対処法
後藤 穣
1
1日本医科大学多摩永山病院耳鼻咽喉科
キーワード:
アレルギー性鼻炎
,
アレルゲン免疫療法
,
アナフィラキシーショック
Keyword:
アレルギー性鼻炎
,
アレルゲン免疫療法
,
アナフィラキシーショック
pp.148-150
発行日 2018年4月30日
Published Date 2018/4/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411201631
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説明のPOINT
・皮下免疫療法では注射部位の発赤,膨疹などがほとんどの症例で発生する。
・増量期にアレルギー反応が起こりやすい。
・維持期でも体調によってアレルギー反応が高度になることがある。
・注射後数時間で遅発性に皮膚反応が起こった場合は全身性のアレルギー反応には移行しない。
・アナフィラキシーが発生した場合には,重症度によって適切な処置を迅速に行う必要がある。
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