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特集① 明日から役立つ頭頸部領域の核医学—最新情報
89SrCl2(89Sr)による骨転移治療
Strontium 89 for the palliation of metastatic bone cancer
柴田 友紀子
1
,
唐澤 克之
1
Yukiko Shibata
1
,
Katsuyuki Karasawa
1
1がん・感染症センター都立駒込病院放射線科
pp.910-916
発行日 2017年10月20日
Published Date 2017/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411201414
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POINT
●89Srによる内照射は,特に固形がん患者において骨シンチグラフィで陽性像を呈する多発の有痛性骨転移に有用である。
●外来で89Srを静脈内に1回投与するだけで,複数の骨転移病巣に対して疼痛緩和効果が得られるため,外部照射と比較して汎用性の高い治療である。
●全身状態のよい早期の骨転移例で,より効果が発現しやすい。
●3か月以上の期間を空けて,繰り返し投与可能である。
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