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特集① 明日から役立つ頭頸部領域の核医学—最新情報
FDG-PET/CTによる頭頸部がん化学放射線療法の効果判定
FDG-PET/CT for response evaluation to chemoradiotherapy in head and neck cancer
上田 百合
1
,
田原 信
1
Yuri Ueda
1
,
Makoto Tahara
1
1国立がん研究センター東病院頭頸部内科
pp.880-885
発行日 2017年10月20日
Published Date 2017/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411201409
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POINT
●PETはCRT後の治療効果判定に有用であり,特に高い特異度は救済手術の判断を行う際の一助となる。
●治療効果判定目的のPETはCRT終了後10週以降に行い,残存が疑われる場合には救済手術を考慮すべきである。
●頸部リンパ節は原発巣に比べ偽陰性を生じやすく,PET陰性であったとしても注意深い経過観察が必要であり,必要に応じて頸部エコーなど他の画像検査も併せて施行する。
●CRT後のplanned NDについては,PET陰性であれば不要との意見や,N stage進行例ではplanned NDを行うべきという意見があり,いまだ議論が分かれている。
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