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特集 耳鼻咽喉科で診る睡眠障害
睡眠障害の耳鼻咽喉科的手術治療
Surgical approach for sleep disorders
原 浩貴
1
Hirotaka Hara
1
1川崎医科大学耳鼻咽喉科学
pp.513-517
発行日 2017年6月20日
Published Date 2017/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411201338
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POINT
●米国小児学会のガイドラインでは,小児の閉塞性睡眠時無呼吸症(OSA)でアデノイド・口蓋扁桃肥大があり,手術禁忌でなければ,adenotonsillectomyを治療の第一選択としている。
●小児では,OSAが身体発育や認知機能の障害に関与するため,手術適応がある場合には,いたずらに手術時期を先延ばしにすることは避ける。
●成人のOSAでは,まず上気道疾患の評価を行い,OSAのフェノタイプを理解したうえで手術的治療の適応を検討する。
●単純いびき(primary snoring)であっても,自他の人生を変えるほどの影響をもたらす病態であり,その状態によって口蓋垂切除,軟口蓋凝固術(OPPP)や口蓋扁桃摘出術などを考慮する。
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