Japanese
English
特集 聴神経腫瘍診療のNew Concept
聴神経腫瘍の疫学と病態—最近の考え方
Epidemiology and pathophysiology of vestibular schwannoma—current concept
橋本 省
1
Sho Hashimoto
1
1国立病院機構仙台医療センター
pp.994-999
発行日 2016年12月20日
Published Date 2016/12/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411201129
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
POINT
●聴神経腫瘍の年間診断数は診断技術の発達により年々増加してきた。
●最近の聴神経腫瘍の発生率は人口100万人当たり年間19程度である。
●発生率の人種差は社会制度の影響が強く判断できない。
●携帯電話と聴神経腫瘍の発生のリスクは無関係とする報告が多い。
●喫煙は発がん性は明らかだが,聴神経腫瘍発生のリスクは低下させる。
●聴神経腫瘍における聴力障害の機序について新知見が報告されている。
Copyright © 2016, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.