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English
特集 頸部腫瘤を見極める
《頸部リンパ節腫脹》
悪性リンパ腫
Malignant lymphoma
近松 一朗
1
Kazuaki Chikamatsu
1
1群馬大学大学院医学系研究科耳鼻咽喉科・頭頸部外科学
pp.636-642
発行日 2016年8月20日
Published Date 2016/8/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411201047
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POINT
●無痛性の増大する頸部腫瘤を認めたときは悪性リンパ腫を疑う。
●悪性リンパ腫はHodgkinリンパ腫とnon-Hodgkinリンパ腫に大別される。
●sIL-2R高値は悪性リンパ腫の診断にはならない。
●頸部リンパ節病変以外の節外病変の存在にも注意が必要である。
●画像所見は,周囲の構造に対して圧排傾向を主体とする比較的均一な内部性状を呈する複数領域のリンパ節腫大が典型的である。
●悪性リンパ腫の診断には生検(病理組織検査)が必要である。
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