医療ガイドライン
高度先進医療(4)人工骨による顔面形態の再建
奈良 卓
1
,
湊 祐廣
1
,
小泉 良
1
,
鈴木 偉彦
1
1岩手医科大学形成外科学講座
pp.755-760
発行日 1989年9月20日
Published Date 1989/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411200412
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
I.はじめに
身体のなかで顔面は最大の露出面をもつことから人の目を惹きやすく,しばしば美醜の対象とされる。このようなことから顔に機能的あるいは形態的に異常がないと思われる人で些細な傷跡を気にしたり,またより美しくと整容術を望む人などさまざまである。一方熱傷,交通外傷あるいは腫瘍切除後の醜形,変形を訴える人には,1日も早い社会復帰をさせるため機能形態両面から最大限の努力を払い,修復再建に努めなければならない。
Copyright © 1989, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.