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特集 鼻副鼻腔内視鏡手術Update
好酸球性鼻副鼻腔炎に対する手術療法と術後治療
Endoscopic sinus surgery and post-operative treatment for eosinophilic rhinosinusitis
松脇 由典
1
Yoshinori Matsuwaki
1
1東京慈恵会医科大学耳鼻咽喉科
pp.509-515
発行日 2014年6月20日
Published Date 2014/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411102884
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POINT
●好酸球性鼻副鼻腔炎は両側性の篩骨洞,上鼻道,嗅裂病変が主で,易再発性であるため,問題となってきている。
●内視鏡下鼻内手術は,鼻甲介は極力温存しながら鼻副鼻腔を単洞化する。
●嗅裂,上鼻道に対しては骨を露出させることなく病的粘膜をトリーミング処置し,嗅粘膜(基底膜にある嗅細胞)をなるべく温存しつつ十分に開放する。
●術後治療は,生食による局所洗浄とステロイド局所療法,抗ロイコトリエン薬が中心で,易再発例にはステロイド内服治療を加える。
●気管支喘息を合併している患者に対しては,呼吸器内科医との協力が必要である。
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