増刊号 画像診断パーフェクトガイド―読影のポイントとピットフォール
部位別診断法
Ⅰ.耳・側頭骨
中耳奇形
山本 裕
1
1新潟大学大学院医歯学総合研究科耳鼻咽喉科・頭頸部外科学分野
pp.52-57
発行日 2014年4月30日
Published Date 2014/4/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411102807
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画像診断の狙い
鼓室腔は中耳伝音系の要となる耳小骨を収める空間であり,その周りは蝸牛壁,内頸動脈管,頸静脈球,顔面神経管などで構成される。中耳奇形を診断するうえでは,耳小骨そのものの形態だけでなく,これらの構成要素の空間的な位置関係を把握することが重要となる。また画像所見に加えて聴力検査などの機能検査所見を評価し,画像所見との関連性を十分に検討することが不可欠となる。
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