Japanese
English
特集 帰してはいけない耳鼻咽喉科外来患者
刺創・異物
Penetrating wound and foreign body in the head and neck
永谷 群司
1
,
小泉 弘樹
1
,
大久保 淳一
1
,
大淵 豊明
1
,
若杉 哲郎
1
,
鈴木 秀明
1
Gunji Nagatani
1
,
Hiroki Koizumi
1
,
Junichi Okubo
1
,
Toyoaki Obuchi
1
,
Tetsuro Wakasugi
1
,
Hideaki Suzuki
1
1産業医科大学医学部耳鼻咽喉科・頭頸部外科
pp.884-891
発行日 2013年10月20日
Published Date 2013/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411102643
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POINT
●棒突き刺傷や頸部刺創では,創傷表面から深部の損傷の程度を推測することが困難である。
●ボタン電池の誤飲では,早期より重篤な食道損傷をもたらす危険性があるため,4時間以内の摘出が望ましい。
●小児の気管・気管支異物の診断にはCTが有用であり,摘出にはラリンジアルマスクと軟性気管支鏡を使用する報告が増えている。
●小児の棒突き刺傷および異物は,疾患ではなく事故である。子どもに接する周囲の人が注意を払うことで未然に防ぐことが可能であり,社会への啓発が大切である。
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