Japanese
English
特集① 耳管機能障害Update
耳管機能障害の診断
Diagnosis of eustachian tube dysfunction
小林 俊光
1,2
Toshimitsu Kobayashi
1,2
1仙塩利府病院耳鼻咽喉科・耳科手術センター
2東北大学
pp.382-387
発行日 2013年5月20日
Published Date 2013/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411102520
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POINT
●耳管機能は鼓膜所見,ティンパノグラム,耳管通気法による評価が基本。耳管機能検査装置は補助診断。
●鼓膜形成術の適応判定には,受動的開大があることが必須。隠蔽性耳管開放症にも注意する。
●真珠腫,鼓膜癒着などでは,耳管機能の評価に鼓膜切開を要することがある。
●TTAG法で開放耳管の検出ができる。問診も重要である。
●音響法で耳管開大がないことを根拠に耳管狭窄症と診断するのは誤りである。
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