Japanese
English
特集 耳管診療の手引き—基本から最新治療まで
診断・治療の難しい耳管疾患への対処法
Approaches for difficult cases of Eustachian tube dysfunction
池田 怜吉
1
,
小林 俊光
1
Ryoukichi Ikeda
1
,
Toshimitsu Kobayashi
1
1仙塩利府病院耳科手術センター
pp.663-668
発行日 2019年7月20日
Published Date 2019/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411202147
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
POINT
●耳管開放症のタイプの1つに,発声時のみに耳管が開き自声強聴を訴える例がある。従来の他覚的検査で異常を検出しにくく,診断が難しい。
●耳管開放症との鑑別疾患として上半規管裂隙症候群が重要である。
●耳管ピン手術において,複数ピンの併用が奏効した難治例を経験した。
●耳管狭窄症に対して,自己通気をはじめとした保存的治療は重要である。
Copyright © 2019, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.