特集 耳鼻咽喉科・頭頸部外科の検査マニュアル―方法・結果とその解釈
Ⅰ.聴覚検査
4.補聴器適合検査
西村 忠己
1
,
細井 裕司
1
1奈良県立医科大学耳鼻咽喉・頭頸部外科
pp.29-34
発行日 2010年4月30日
Published Date 2010/4/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411101587
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Ⅰ はじめに
高齢化社会の到来ともに補聴器を必要とする聴覚障害者は増加している。それに伴い補聴器適合における耳鼻咽喉科医が果たす役割の重要性も再認識され,近年補聴器適合検査の保険診療の算定化や補聴器相談医制度の発足などの整備が進んでいる。しかし補聴器が聴覚障害者に合っているのかどうかの判断を行う補聴器適合検査については定まった方法はなく,臨床の場でその対応に苦慮することも想定される。
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