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特集 聴神経腫瘍の治療:症例呈示と治療原則
3.聴神経腫瘍の治療:症例呈示と治療原則
3.Treatment of acoustic tumor:case presentation and surgical strategy
小宗 静男
1
Shizuo Komune
1
1九州大学大学院医学研究院耳鼻咽喉科学分野
pp.929-934
発行日 2008年12月20日
Published Date 2008/12/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411101357
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Ⅰ.はじめに
聴神経腫瘍に対して耳鼻咽喉科医が行う内耳道へのアプローチ法は中頭蓋窩法と経迷路法である。前者に関しては基本的な手術適応としては道内限局で実用聴力が残存している症例に限られるが,適応条件については腫瘍自体の成長速度の個人差などから経過をみる症例が増え,実際の症例数は多くないのが現状である。ここでは特異な病状および経過を示した4症例を呈示して,各症例に対する治療上の注意点と対策について述べることとする。
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