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特集 地域医療との共生―術後処置の依頼と紹介
4.気管切開 2)小児―小児気管切開後の術後処置と地域医療との連携
4.Tracheotomy 2)Child: Follow up children with tracheal tube by community medical team
守本 倫子
1
Noriko Morimoto
1
1国立成育医療センター耳鼻咽喉科
pp.845-850
発行日 2007年10月20日
Published Date 2007/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411101156
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Ⅰ.はじめに
周産期の医療が進歩し,極小未熟児で出生した児や合併症を複数有している児もかなりの割合で救命されるようになった。しかし,反対に長期挿管が必要となり,気管切開が必要となる例や人工呼吸器から離脱することができず,気管切開して人工呼吸器を装用することでようやく病院を退院することができる例も少なくない。しかし,気管切開術を行ってから,在宅に移行していくまでの準備過程は家族と医療者にとって非常にデリケートで重要な過程である。そこで,当院における気管切開後の在宅指導,地域関係者とのコミュニケーションについて述べたい。
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