Japanese
English
目でみる耳鼻咽喉科
内視鏡下に修復を行った髄液鼻漏症例
Endoscopic repair of cerebrospinal fluid leak:A case report
鈴木 幹男
1
,
平川 仁
1
,
又吉 宣
1
,
親泊 美香
1
,
伊志嶺 了
1
Mikio Suzuki
1
1琉球大学医学部耳鼻咽喉・頭頸部外科
pp.712-714
発行日 2007年9月20日
Published Date 2007/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411101136
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I.はじめに
髄液鼻漏は外傷性と非外傷性に分けられる1)。外傷性では,頭部外傷や医原性(頭蓋底手術後など)があり,髄液鼻漏の約96%を占める。非外傷性には腫瘍,水頭症,先天性裂隙などが含まれる。われわれは副鼻腔炎術後5年を経過して発症した髄液鼻漏症例を経験した。当初,副鼻腔炎手術合併症を疑ったが,手術所見から副鼻腔の先天性裂隙に生じた髄液漏と診断したので報告する。
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