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特集 耳鼻咽喉科領域の外傷を診る!—初期対応から根治療法まで
外傷性髄液鼻漏
Traumatic cerebrospinal fluid rhinorrhea
高林 宏輔
1
Kosuke Takabayashi
1
1旭川赤十字病院耳鼻咽喉科
pp.507-510
発行日 2020年6月20日
Published Date 2020/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411202435
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Point
●高エネルギー外傷であり,他の重大な合併症について検索する必要がある。
●外傷性髄液鼻漏には頭蓋内合併症や顔面骨骨折が高率に合併する。
●外傷性髄液鼻漏は自然閉鎖が認められる症例が多く,顔面骨骨折の整復は髄液漏の閉鎖後に施行可能となる場合が多い。
●受傷から1週間経っても自然閉鎖しない場合は,速やかかつ適切なアプローチ法で閉鎖手術を施行する。
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