特集 補聴器に関する最近の変化
5.補聴器入手の方法とその管理
佐野 肇
1
,
岡本 牧人
1
1北里大学医学部耳鼻咽喉科学教室
pp.467-472
発行日 2005年6月20日
Published Date 2005/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411100150
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Ⅰ.はじめに
現時点において難聴者の多くは治療によって改善を得ることが困難であり,補聴器が聴覚コミュニケーションを改善する最も有効な手段であることが多い。それにもかかわらず,難聴者が補聴器を手に入れて,それを正しく使っていくシステムがわが国では確立されていない。まず補聴器の入手方法の現状と,最近行われたいくつかの制度の変化について説明したい。次に補聴器の入手と管理に関連する事項について,耳鼻咽喉科医の立場から重要と思われる点を説明したい。
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