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特集 第46回日本臨床眼科学会講演集(2) 1992.11.6-8 東京
学術展示
陰部カンジダ症によると思われる真菌性眼内炎の1症例
A case of fungal endophthalmitis presumably secondary to genital candidiasis
内浦 恵子
1
,
山田 耕士
1
,
井上 正則
2
Keiko Uchiura
1
,
Koshi Yamada
1
,
Masanori Inoue
2
1兵庫県立柏原病院眼科
2神戸大学眼科学教室
pp.800-801
発行日 1993年4月15日
Published Date 1993/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410908580
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緒言 真菌性眼内炎は,経中心静脈高カロリー輸液(以下IVH)に伴った抗生物質や免疫抑制剤の長期大量投与患者において,近年その報告が増加している1,2)。それらの症例は高齢者や重篤な全身疾患を患った患者に多く発生しており,健康な若年者では稀である。このたび筆者らは交通事故で遷延性意識障害を呈した18歳の男性で,IVHの既往なく,陰部真菌症に関連したと思われる両眼性の真菌性眼内炎症例を経験したのでその臨床像を報告する。
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