特集 図で早わかり 実戦!眼科薬理
Ⅱ.眼科臨床薬理各論
2.内眼炎(ぶどう膜炎),眼内炎症
真菌性眼内炎
杉田 直
1
1理化学研究所発生・再生科学総合研究センター網膜再生医療研究開発プロジェクト
pp.162-166
発行日 2013年10月30日
Published Date 2013/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410104995
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POINT
◎IVHや静脈留置カテーテルの既往歴,または免疫不全状態の患者で,網膜滲出斑,硝子体混濁があれば真菌性眼内炎を疑う(特に両眼性)。
◎診断後,抗真菌薬〔例:フルコナゾール(ジフルカン®)400mg 1日1回〕の点滴静注を開始する。
◎進行が早い症例では機を逸せず抗真菌薬含有の灌流液下で硝子体手術を行う。
◎原因真菌が不明なケースと同定されているケースでは実際の処方が異なるので,臨機応変に対応することが大切である。
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