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特集 第43回日本臨床眼科学会講演集(3)1989年10月 名古屋
学術展示
テルソン症候群の硝子体手術に関する検討
Evaluation of vitreous surgery for Terson's syndrome
黒川 真理
1
,
田中 稔
1
,
稲垣 有司
1
,
太田 俊彦
1
,
中川 正昭
1
,
小林 康彦
1
Mari Kurokawa
1
,
Minoru Tanaka
1
,
Yuji Inagaki
1
,
Toshihiko Ota
1
,
Masaaki Nakagawa
1
,
Yasuhiko Kobayashi
1
1順天堂浦安病院眼科
pp.718-719
発行日 1990年5月15日
Published Date 1990/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410908154
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- Abstract 文献概要
緒言 くも膜下出血に硝子体出血を伴う例は1900年にTerson1)がoculocerebral syndromeとして報告以来,Terson症候群と呼ばれている。本症は比較的稀な疾患であるが,近年脳外科的治療等の発達により,眼科領域でも硝子体手術の適応や有用性についての報告が増加してきている。
今回,我々は4例のTerson症候群を経験し,そのうち5眼に硝子体切除術を施行し,本症の黄斑部に興味ある所見を得たので,その結果等を報告する。
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