Japanese
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連載 眼科図譜・374
片眼性急性特発性黄斑症の1例
A case of unilateral acute idiopathic maculopathy
牧野 伸二
1
,
清水 由花
1
,
伊野田 繁
1
,
大野 研一
2
Shinji Makino
1
,
Yuka Shimizu
1
,
Shigeru Inoda
1
,
Ken-ichi Oono
2
1自治医科大学眼科学教室
2大野眼科クリニック
pp.1831-1834
発行日 2001年11月15日
Published Date 2001/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410907548
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緒言
片眼性急性特発性黄斑症(unilateral acute idio—pathic maculopathy:UAIM)は,1991年にYannuzziら1)により初めて報告された疾患概念で,多くは感冒様症状に引き続いて,急激な片眼性の視力低下で発症し,黄斑部のみの滲出性網膜剥離を認め,急速に自然寛解する疾患である。これまで海外では29例の報告1〜5)があるが,本邦での報告はない。今回筆者らは,UAIMと考えられた1例を経験したので報告する。
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