特集 眼科基本診療Update—私はこうしている
1.診断に必要な基本技術
眼疾患の診断に関する基本の知識
感染性角結膜疾患の診断
松本 光希
1
1熊本大学医学部眼科学教室
pp.98-101
発行日 2000年10月30日
Published Date 2000/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410907037
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はじめに
感染性角結膜疾患の診察にあたっては,主たる感染部位が結膜なのか,あるいは,角膜なのかを判断する。さらに,感染症を惹起している微生物を突き詰めていく。感染性角結膜疾患を起こす微生物にはウイルス,クラミジア,細菌や真菌などがある。患者の年齢層,片眼性か両眼性か,発症状況(誘因)などが診断上,助けとなる。確定診断には,眼脂や角結膜擦過物の直接鏡検や培養などが必要である。
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