第53回日本臨床眼科学会専門別研究会1999.10.10.10東京
地域予防眼科
赤松 恒彦
1
1赤松眼科医院
pp.1270-1271
発行日 2000年6月15日
Published Date 2000/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410906925
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1999年の研究会は自由演題形式で行い,眼寄生虫(眼科地理学),老人問題,学校保健,視覚障害者問題,知的障害者問題など多彩な演題がそろった。
第1席,小山泰良(六日市病院)らは「島根県西部において結膜嚢に東洋眼虫が見られた5例」について報告があった。東洋眼虫はインドから東の地域に広く分布するもので,中間宿主メマトイなど小さな昆虫内で感染幼虫となってイヌ,ネコ,人間にも寄生する。今回の症例はすべて結膜嚢に寄生し,結膜炎の症状にて眼科を訪問している。虫体を取り除き,抗菌薬点眼にて軽快したとのことであった。
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