第49回日本臨床眼科学会専門別研究会1995.11.10宇都宮
地域予防眼科
赤松 恒彦
1
1順天堂大学眼科学教室
pp.734-735
発行日 1996年4月15日
Published Date 1996/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410904855
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第49回地域予防眼科研究会は,世話人代表小暮文雄教授のこ発案で,地域医療,失明予防関係で世界的に活躍している,ジョンスホプキンス大教授のソマー先生,WHO失明予防プログラムで紺山先生の後任として働かれているネグレル先生,現在JICAのエイズプログラムのプログラム長としてタイで活躍しておられる紺山先生にご講演を依頼した。
第1席ソマー教授が「Epidemiology and the controlof blinding ophthalmic disease」の題で講演された。
眼科医が一般住民の生活の質的向上に寄与できることは眼科疾患の発生および罹患率の低下のために努力することである。それは科学的な技術と訓練とによって成し遂げられる。しかしこの技術および訓練が経済的に貧困な地域では全て足りない。中欧および東欧では技術はあるが訓練に足る施設に乏しい。日本や米国の場合は両方ともあるが,それが有効利用されていない。
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