特集 インフォームドコンセント時代の眼科外来診療マニュアル—私はこうしている
眼科外来診療の周辺
紹介状の書き方と返信の注意
三宅 養三
1
1名古屋大学医学部眼科学教室
pp.296-297
発行日 1999年9月30日
Published Date 1999/9/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410906612
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紹介状とその返信は,病診連携を適切に行うために非常に重要な意味を持つ。紹介状の基本は,できるだけ多くの情報(「現在までに行った検査所見を欠かさずに」という意味)を要領よくまとめて書き上げることである。患者は紹介先の大変混雑した病院の外来に,紹介状を持ってて訪れるわけである。特に診断を依頼したり,手術を含む治療を依頼する紹介状を持参して新患として来院する場合には,十分な検査を初診日に行うことは不可能である場合が多い。今後の検査のプロトコールを考える上からも,手術の緊急性の有無を考える上からも,前の病院で行われた検査は大変参考になる。
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