レジデントのための Clinical Training 書類の書き方・4
退院後の紹介状の書き方
今中 孝信
1
1天理よろづ相談所病院総合診療教育部
pp.936-937
発行日 1995年10月15日
Published Date 1995/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414901651
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退院後の紹介状は,病院と病院間,病院と診療所間の連携に不可欠のものである.入院時,前医からの紹介状がなかったからといって前医への報告書を書く必要がないことにはならない.自分が診療してきた患者を紹介先の医師にバトンタッチするのであるから,診療の継続に必要な事項は簡単でも漏れなく記載しなければならない.自分の勤める病院で引き続きフォローする場合でも,外来診療担当医に申し送りをすることを考えれば分かることである.紹介状の内容は退院サマリーが中心であり,その意味では退院サマリーや紹介状を書いて初めて入院時の診療が完結することを自覚して欲しい.
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