特集 眼科検査法を検証する
Ⅴ.網膜・硝子体疾患
眼底最周辺部の検査法
田中 住美
1
1東京大学医学部眼科学教室
pp.177-180
発行日 1998年10月20日
Published Date 1998/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410906102
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眼底最周辺部の検査法として,有用な情報をもたらすものとして,①強膜圧迫を併用した双眼倒像検眼鏡下眼底検査,②(強膜圧迫子付き) Gold-mann三面鏡を併用した細隙灯顕微鏡検査,③超音波生体顕微鏡検査(ultrasound biomicroscopy)が挙げられる。
本稿では(1)毛様体皺襞部(毛様体皺襞部裂孔),(2)毛様体扁平部(毛様体扁平部無色素上皮剥離,硝子体基底部前縁裂孔,白色正中線裂孔),(3)鋸状縁近傍網膜の3つの部位の検査について,3つの検査方法の有用性に関して比較検討する。
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