特集 眼科検査法を検証する
Ⅰ.基本的な眼科検査法の検証
眼軸長測定および眼内レンズ度数計算式の信頼性
大鹿 哲郎
1
1東京大学医学部眼科学教室
pp.33-36
発行日 1998年10月20日
Published Date 1998/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410906058
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白内障手術の術式そのものがかなりの完成度を有するようになった現在,眼内レンズの度数を正確に決定し,患者の術後屈折異常を最小限に抑えることの重要性は,ますます高くなってきている。術後の大きな屈折度数ずれは明白な合併症である(図1)。本稿では,眼内レンズ度数を正確に予想する上で障害となる諸問題,眼軸長測定,角膜屈折力測定,A定数・予想前房深度,計算式などについてまとめる。
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