オキュラーサーフェスと私
非ステロイド性点眼とオキュラーサーフェス
三宅 謙作
1
1眼科三宅病院
pp.190-191
発行日 1997年10月20日
Published Date 1997/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410905635
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Ambacheがアイリンと呼ばれる物質を発見し,その後,実はこれがprostaglandins(PGs)と同一の物質であったことは有名である。この発見が手術外傷を含む眼外傷の生理にも大きな光を与えたことは周知のことである。
PGsの生合成抑制剤であるcyclooxygenaseのinhibitorに多くの非ステロイド性製剤が含まれていることがその後明らかになった。非ステロイド性消炎剤の点眼化とその臨床応用は,わが国で初めて白内障術中の縮瞳,および嚢胞様黄斑部浮腫を含む術後炎症の予防のために使われた1〜4)。これらの使用は現在世界中に広がっている。さらにはexcimer laserに対するPRK術後のhazeの予防に対しても有効であるという報告もみられ,その使用はさらに拡大すると思われる。
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