特集 オキュラーサーフェスToday
Ⅱ ドライアイとオキュラーサーフェス
環境とドライアイ—VDT症候群とドライアイ
佐藤 直樹
1
1キッコーマン総合病院眼科
pp.68-70
発行日 1997年10月20日
Published Date 1997/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410905601
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オキュラーサーフェスは眼と外界の接するところであり,外界すなわち環境の影響を最初に受けるところである。外界からの刺激には光,湿度,外力,異物,微生物などがあるが,広い意味では視覚情報などもその一つである。オキュラーサーフェスは涙液や瞬目を組み合わせてこれらの刺激をうまくやわらげている。しかし,近代人はオフィスや家庭への電子機器の導人,自動車の運転などますます眼を酷使するようになってきて,涙液や瞬目などのバランスを崩し,オキュラーサーフェスにさまざまな障害が生じるようになってきている。今回はこれらの障害のメカニズム,およびその対策について示した。
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