特集 緑内障Today
Ⅳ レーザー治療の現況
レーザー線維柱帯形成術—消極派の見解
松村 美代
1
Miyo Matsumura
1
1永田眼科
pp.110-112
発行日 1996年10月20日
Published Date 1996/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410905108
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はじめに
1978年に原法が報告された頃,原発開放隅角緑内障(POAG)に対する非観血的で優秀な眼圧下降効果を持つ方法として大きな期待を背負った。しかし術直後の眼圧上昇,周辺虹彩前癒着(PAS)の形成など合併症も多いことがわかってきて,手技や管理などに工夫がこらされ,現在ではそれらの合併症を極力起こさない治療手技,管理方法が確立している。したがって,その合併症のために本方法を忌避するということはない。
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