眼科の控室
隅角検査
Bonin
pp.170
発行日 1996年2月15日
Published Date 1996/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410904733
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隅角検査は緑内障の場合だけとは限りません。ぶどう膜炎や外傷の既往がある際には不可欠な検査ですし,糖尿病網膜症や網膜中心静脈閉塞症でもこれを実施していただきたいのです。ぶどう膜炎ならば,どのような型の炎症なのかがこれで判定できることがよくあるし,糖尿病網膜症などでは隅角のルベオーシスが現在ある場合にはもちろん,過去にこれがあったかどうかも判断できるからです。
隅角検査には隅角鏡が必要です。できれば,ゴールドマンの一面鏡よりも三面鏡のほうを使うようにしてほしいのです。一面鏡は,隅角が著しく狭いときだけに限ることとし,線維柱帯などの詳細な所見は三面鏡で見てください。
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