特集 眼科診療に役立つ基本データ
23全身病
23-5.眼とHLA
pp.264
発行日 1995年10月30日
Published Date 1995/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410904640
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疾患の発症には,直接のtriggerとなる外因以外に,遺伝的要因も個体側の内因として重要な役割がある。ぶどう膜炎では,自己免疫疾患や感染アレルギーによることが多く,その内因性の要素が強くはたらきやすい。免疫遺伝学的発症素因を規定している中心がヒトの主要組織適合性抗原(HLA抗原系)であり,それを検査することは診断の助けとなる。逆に,疾患抵抗性因子の存在も知られており,予後判定にも応用できる。なお報告によっては異論のあるものも一部含んでいる。
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