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特集 第47回日本臨床眼科学会講演集(4)
学術展示
眼窩内上側への刺傷による視神経障害
Optic nerve injury
杉山 純
1
,
大平 明彦
1
,
藤田 南都也
2
Jun Sugiyama
1
,
Akihiko Ohira
1
,
Natsuya Fujita
2
1東京大学医学部附属病院眼科
2井上眼科病院
pp.1228-1229
発行日 1994年6月15日
Published Date 1994/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410903910
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- Abstract 文献概要
緒言 外傷性視神経損傷は,頭部外傷の約2%の頻度で発生し,その要因により視神経の様々な箇所で損傷される1)。まれに視神経が眼窩内に入った異物により直接傷害される例もある。筆者らは,細い金属棒(直径5mm)により眼窩尖端部で,視神経を直接損傷したと思われる2症例を経験した。両症例とも棒の刺入部は左側眼窩内側上縁で,解剖学的に眼窩外側,下側より視神経を直接損傷する危険の高い刺入方向であると考えられた。
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